【書籍】食べる投資 ハーバードが教える世界最高峰の食事術

概要

WBCで活躍した大谷選手やダルビッシュ選手が、カラダ作りのために食事を重視しているという話を伺って栄養学に興味をもった筆者です笑
最近栄養学の本をいくつか読んでいて、今日は満尾正さん著「食べる投資 ハーバードが教える世界最高峰の食事術」の内容を紹介します。

ハーバード大外科代謝栄養研究室を出てアンチエイジング専門病院を運営している著者が、人生のパフォーマンスを上げることができる食習慣を解説してくれています。
とても便利な世の中になったことで、必要な栄養素は不足し不必要なものは過剰になる”現代型栄養失調”に陥る人が増加しているそうです。
”現代型栄養失調”を回避するために重視することとして以下のようなことが挙げられています。
・糖質は適切な量を摂取する
・慢性炎症(細胞が傷つくことで生まれる)を起こさないようにする
・ビタミン・ミネラルを意識的に摂取する
・予防医療の血液検査を受けてみて、定期的に現状を把握する

これらを実践するための具体的な食べる習慣が10個紹介されています。

  1. 毎日、1パックの納豆を食べる
  2. 食物繊維でメンタルを強化する
  3. タンパク質を考える 〜魚の効用〜
  4. 「1日4食」の野菜で炎症を防ぐ
  5. ココナッツオイルを常備する
  6. 女性は鉄をチャージする
  7. 男性ホルモンを増強させる
  8. 3つの栄養素をサプリでとる
  9. コーヒーとチョコレートでブレイク
  10. 入眠前にグリシンをとる

 

続いて悪影響を及ぼすものをさけるために食べない習慣が11個紹介されています。

  1. 「甘い飲料」は飲まない
  2. 糖度の高い「果物」「野菜」は避ける
  3. 「白い主食」に別れを告げる
  4. 食べる時間に注意する
  5. トランス脂肪酸(植物油脂)
  6. 揚げ物など高温調理された食べ物
  7. 食品添加物
  8. 有害金属をなるべく避ける
  9. 過度な飲酒を卒業する
  10. たばこを卒業する
  11. ファスティングを習慣化する

各項目の詳細は是非書籍で確認してみてください。

良かった点

現代日本人の体質や生活を踏まえて取り組むべき内容が取捨選択されているため、タイムパフォーマンスに優れた食事術になっている点が良いと思いました。
私はミネラルやグリシンの摂取、ファスティング、予防医療向けの血液検査を重点的に実践したいと考えています。

注意点

体系立てて栄養学を学びたい方や栄養学をあまり知らない方は入門書を軽く読んだ後に本書を読むことをお勧めします。
私が読んだ入門書を貼っておきますので、興味ある方は合わせてどうぞ!

世界一さら~っとわかる栄養学 からだと栄養のしくみ [ 松田早苗(栄養学) ]
各栄養素(タンパク質や脂質など)がイラスト多めに解説されていてとても読みやすいです。
はじめはこの本から入るとわかりやすいです。

リンク

 

かしこく摂って健康になる くらしに役立つ栄養学【第2版】 [ 新出 真理 ]
各栄養素の解説がより詳細に記載してくれていて、過剰摂取/不足した場合の弊害もわかります。
後半では一般的に売られている食材ごとの特徴が説明されていて、次のステップにお勧めです。

リンク

総評

具体的なレシピも20程度掲載されており、読んだ日から実践に移せる内容となっています。
本書に興味を持っていただいた方は以下からご参照ください!

リンク